字を間違えていた、『准』だった。

学校教育法が一部改正され、それによって平成19年度から職名の呼称とその職務内容が変わることとなった。うちでもそれに関する各部署の意見が求められ、アンケートだの意見書だのといった書類が回ってきた。そしてpuncponkは知ってしまった。「準教授」じゃなくて「准教授」ではないか!先程慌てて過去の日記の誤字を訂正した。いくら匿名とはいえ、自らの愚かさをワールド・ワイドにアピールしてしまった。こりゃ任期付にもなるわな。
そうそう、先日までの天文学者の論文数が少ない話について、一つ訊いた話を思い出したので紹介しておこう。何でもある大学の天文学研究室に新M1生が入って来た。そいつは別の大学で物理学だか化学だかで既に一つ修士を持っているとのこと。天文学にも興味を持ったので、改めて修士課程から学びたい、と思ったらしい。
そしてある時、その新M1生の先輩院生が、彼を観測に連れて行った。一週間ばかりの観測だったらしく、そこそこ晴れて、それなりにデータも取れたらしい。話によると、計画の全サンプル中の1/4ほどのデータが取れたとか。まぁ特別な観測でない限り、この程度は普通だろう。しかしその新M1生は、一回の観測で全サンプルの1/4というのを聞いて驚いた。彼には2〜3年もかけてデータを集めて一つの研究を完成させる、というのが信じられなかったらしい。1年くらいの研究(つまり数日の観測1回)で、簡単に新発見ができるものと思っていたらしい。彼はその前にも他の先輩院生についてデータ解析を勉強していたらしいが、あまりモノにならなかったとか。はぁ。キミ、そんなに天文学は甘くないぜ。その新M1生は、今は観測天文学からは足を洗った、ということだが...
まぁともかく、「準教授」ではなく「准教授」が正しい呼称だ、という話だ。