きっと君の力不足じゃない!

なかなかしゃれにならない情報を入手したので、ここに記録しておこう。勿論アカポスの話だ。
何でも某所でアカポスの公募があった。そして教室だか講座だかの内部の会議で、ある一名が採用候補者として選ばれた。『経歴・業績・その他、適任と思える人物は大勢いた』が、その中から何とか一名が選ばれたそうだ。採用決定までの手順としては、トップダウンで上の偉い人の一声で決まるケースや、下から候補者を出して会議を重ねて(後の方の会議ほど規模が大きく重要になる)決まるケースがある。今回の話では後者のケースだったようだ。ところが、次の会議で普通なら有りえないことが起こった。最初に候補者を選んだ教室だか講座に所属する教授が、会議の席でいろいろとクレームをつけ始めたらしい。自分達で選んだ候補者に自らクレームをつけ始めたのだ、この異常な状況が分かるだろうか?どうやらこの教授は自分の下っ端に使う人材を欲しがっていたらしい。ところが別の候補者が選ばれたのが気に食わなかったのだ。そして、この教授のクレームを切欠に、他の会議出席者からも次々と候補者のここがヘンだ、これはダメだ、と言うどう考えても不自然不当なコメントが続出したらしい。結局、この候補者は不採用となり、最初にクレームを付けた教授が推す人材が採用となったという。まぁ話では、この採用された人物も、経歴・業績共に決して悪いわけではないらしい。
実はこの話には続きがある。最初にクレームを付けた教授は自分の思う人物が候補者に選ばれなかったため、自分の懇意にしている仲間の教授を連れ立って、他の教授や学部長を回り、最初の候補者を蹴り落とす工作をしていたらしい。絡むのが全て「教授」というのが笑える。やっぱり「教授」って偉いんだね!頭はともかく権力だけはあるらしい。早速着任前からいろいろと雑用を押し付ける算段をしているとのこと。酷いよな。まぁそのために危ないことをしたんだろうけれどな。何よりも、何故こんなヤバイ話が表に出て来たのか?このオチがさらに笑えるのだ。2回目の会議のあまりの異常さに、それを各所に問い合わせた関係者がいた。そしたらこれに絡んだ学部長、会議に出てきた教授の一部が簡単に口を割った。「あいつら無事に定年退職できると思うなよ」と狙われているらしい。悪いことは、悪いことを最後まで黙り通せるヤツと組んでやらないとね(笑)。
まぁ、なので研究業績を十分に出しているのにアカポスが取れないよーーー、と嘆いている君たち、採用されないのはきっと君の力不足だけではないのだ!待てよ、すると私が採用されたのも・・・